インタビュー企画   

【ワークショップ対談】日本即興コメディ協会 横内浩樹さん&日本コメディ協会 遠藤隆之介さん

 「笑い」を目的とした「即興コメディ」(インプロ/インプロヴィゼーション)をベースに、日本の芸人さんをより「面白くする」ことを目的に発足した日本即興コメディ協会。その役員であり、インプロファシリテーターを務める横内浩樹さんをお招きし、2018年7月にワークショップを開催いたしました。今回はワークショップの講師を担当いただいた横内浩樹さんと、日本コメディ協会の会長の遠藤隆之介さんとの対談の様子をお送りします。(インタビューは敬称略)


左:日本即興コメディ協会 横内浩樹さん、右:日本コメディ協会 遠藤隆之介さん


<目次>


【第1回】芸人さんとインプロ

【第2回】エチュードとインプロ

【第3回】企業とインプロ

【第4回】ユーモアスキル養成講座


<第4回>ユーモアスキル養成講座

遠藤 インプロを学ぶ中で、役者さんにこれオススメですよ、みたいなゲームとかありますか?

横内 ゲーム。

遠藤 あとはうちに来てくれるとこういうこともやってますんでいいですよ、みたいなものがあれば。

横内 そうですね・・・なかなか浸透しないんですけど、この「ユーモアスキル養成講座」っていうのは一度来ていただきたいなって思います。

遠藤 「ユーモアスキル養成講座」がオススメと。


横内 役者の方にも来て欲しいですし、一般の方にも来て欲しいなって思うんですよね。で、毎回できる限り来て欲しいなと思っていて。一回ではなかなかわからないんですよね。特に僕たち90分くらいしかワークをやらなくって。その後懇親会が長くって、それこそ1時間とか(笑)。だいたいワークを1時間半やった後に、お寺(※4)に座敷の広ーいのがあって、30畳くらいかな。で、そこで、懇親会をやるんですけど、それを1時間くらいやって、22時半くらいまでやります。始まりは遅いんですけど、20時くらいからやってます。


※4 「ユーモアスキル養成講座」は都内のお寺を借りて行っている。


遠藤 役者さんが参加したことによるメリットって、演技への直接的な還元もあると思うんですよ。例えば、セルフプロデュースする時にいろんな人と会ったりとか、お客さんと交流する時とかにもユーモアスキルって生きてくると思ってます。

横内 確かにそれは言えてると思いますね。やっぱり(役者さんは)自分が商品ですしね。そういう意味では自分をどのように売っていくかとか、人とコミュニケーションを取って自分をどうアピールしていくかっていうところもちょっと踏み込んだりするので、非常にいいんではないかなって思います。


遠藤 なんか演出家としても、もし同じ技量の役者さんがいたら、いろいろ話したくなる人の方が採用したくなるっていうのはありますかね。

横内 短い時間のなかで、集中的に仲良くなるためにもユーモアスキルを使うってこともできますし、こう意図的に使えるかどうかっていうのが重要かなって思います。

遠藤 確かに。


ワークショップの1コマ。


メンバーA 横内さん自身は学ぶ前と学んだ後ではコミュニケーションに長けたなって思ったりしますか?

横内 そうですね、長けたなって思います。一番変わったかなって思うのは、あんまり「滑る」とかっていうことに怖くなくなった気がします。ま、あんまり今日はそんなにボケてはいないですけど(笑)。なんていうんですかね、滑っても自分でフォローするみたいな、そういったところも学べる気がしてて。

遠藤 回復力大事ですね。


横内 だから「あ、滑ったな」って思った時に、少し間を空けて「ほうら、こんな空気」みたいな。なんていうんですかね、持ちネタじゃないですけど「セルフツッコミ」みたいな、ことも学びました。だから重要なのは、滑った時に「はぁ・・・」とか「あぁ・・・」みたいになってしまうと、みんなが引いてしまうので、「え、なにがですか?↑↑」とか言って、「え?滑ったんですか?笑うところですよー」とか、明るく振るまえるようになったっていうのが、一つ違うかなって感じがしますね。


遠藤 確かにセルフケア大事ですよね。


ワークショップの1コマ。


メンバーD ちなみに、ユーモアスキルでも大喜利ってうまくなったりするんですか?


横内 うまくなると思います。ワークの中で「ペアの相手から指を差されたものに名前を付ける」っていうエクササイズをやったりするんですけど、そういったところで自分自身がすぐ反応する訓練だったり、あと、僕たちが重要視してるっていうのは「最高の観客をつくる」ってことで、自分から率先して相手にリアクションをしてあげるようなところから入って、自分自身がミスった時にもしっかりリアクションをする、みたいなことを徹底づけていくと、笑いが取れるようになるんじゃないかなと思います。ちなみに僕よりも矢島(※5)からの解説の方がうまいので、(「ユーモアスキル養成講座」に来ていただければ)もっといい答えができると思いますので。僕のは矢島の1割とか2割だと思っていただければ。


※5 日本即興コメディ協会代表の矢島伸男さんのこと。


遠藤 いやいやいや(笑)。でも、出すネタ以上にその時のメンタリティとか、重要ってことですよね。

横内 それはもう非常に重要ですね。それはもう非常に鍛えられると思いますね、「ユーモアスキル養成講座」は。


遠藤 お互い協会同士で交流はしたいと思っていて、協会のマンパワーの問題などいろいろあると思うんで、これからも交流できればと思います。

横内 ぜひぜひよろしくお願いします。


遠藤 じゃあ最後にまとめの言葉をいただいてもよろしいですか?

横内 まとめの言葉ですか?!僕が一言で言うわけですね?


遠藤 そうですね。

横内 インプロ・・・最高!

遠藤 いえい!今日はありがとうございました。


(全員拍手)


横内 ありがとうございました。こんなんでよかったんですか?(笑)。




(おわり)


日本即興コメディ協会HPはこちら


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