インタビュー企画   

【インタビュー】久津間英子さんに学ぶ「笑いヨガ」

2018年11月。日本コメディ協会員の久津間英子さんを講師に迎え、「笑いヨガ」のワークショップを行いました。ワークショップを体験した、同じ協会員の遠藤隆之介さんと浅海タクヤさんも対談に加わっていただき、久津間さんの笑いヨガのルーツに迫ります。また、後半では1回戦を素人で突破したという、M-1に参加したお話も伺いました。(2018年11月取材)


左:久津間英子さん、右:遠藤隆之介さん


<目次>


【第1回】笑いヨガとの出会い

【第2回】楽しいこと、面白いこと

【第3回】普段笑わない、笑えない人たちへ

【第4回】「M-1 2018」に参加した時の話

【第5回】「M-1」の話はつづく


<第2回>楽しいこと、面白いこと

遠藤 いつも明るい久津間さんのイメージなんですけど、笑いヨガやる前からもそんな感じだったんですか?

久津間 前はそうでもなかったんですけど、50歳になった時に、息子も20歳になったんで、このまま子育てが終わって、ダラダラ一生終えてくの嫌だなってなって、なんか自分のために一生懸命になれるものやりたいなって思った時に、新聞の欄に明治座の俳優さんを募集してたんですよ。「これ!」って思って、明治座にオーディションに行って、で、明治座入ったんですよ(笑)。


浅海 入ったんですか?!

遠藤 50歳で。

久津間 そう、50歳で。で、明治座の舞台のオーディションがあって受けたら、受かったんですよ。で、舞台の宮本信子さん主演の「眉山」っていう1ヵ月公演に出ることになって。で、そこで、阿波踊りのダンサーみたいな形で出してもらうことになって、阿波踊りの練習1ヵ月したんですけど、全然へたくそで、全然うまくなくて、残されてやってもうまくなくて、で背が小っちゃいし、センターを決めるオーディションがあって、「あもう私なんかへたくそだからセンターなんか絶対無理だから、どうせ後ろの端の方にやられちゃうな」と思ったんで、「いいや」って思って、満面の笑みで楽しく踊ろうってやったんですよ。「うわー」って笑いながら「うわー」ってへたくそながら踊ったら、センターに選ばれちゃったんですよ。


浅海 へー。

久津間 で、センターに選ばれて、あげく熊谷真美さんと踊るっていうシーンまでいただいて、

遠藤 すごいですね。


久津間 そうなんですよ。それって、私がガンガン笑って楽しく踊っていたからかなって。そこから私は10年芝居をやってきたんですけど、オーディションは絶対笑顔で楽しくやっていこうって。もうとにかく下手くそだから、下手なりの笑顔でいこうっていう。



遠藤 久津間さんが場にいると、周りが笑顔になるなって、飲み会でも、話したりとかしてても、で、協会に入って欲しいなって思ったんですよ。協会がね、難しい顔をして、ばかりになっちゃうとちょっとよくないなって思ったから、すごいムードメーカーになってくれてありがたいなって思ってます。

久津間 いやいやこちらこそお声かけいただいて、嬉しかったです。


浅海 笑いヨガに出会うまではコメディ以外の作品も出られてたりしたんですよね?

久津間 そう。わたし本当はだからその、全般いろんなオーディション受けたのが、やっぱりどうしてもこの年齢だから、ガンに侵されたお母さんとか、嫁に出すお母さんとか、なんか暗い、辛い、泣いちゃうみたいな役ばっかりで、「向いてない」って思ったんですよ。そしたらあの、順風女子さんに出会って、コント公演見たら、めっちゃ面白くて、ここにどうしても出たいって思って、でもうワークショップなんかにも全部通って、で、一回出してもらって、楽しかったです。わたしオクラやって、

浅海 オクラ?!


遠藤 え、あのネバネバしたやつですか?

久津間 そう。そのオクラの役もらったんですよ。もう嬉しくて、全身オクラですよ、緑のタイツで、全身タイツでオクラを演じるっていう、で、踊ったんですよ。


浅海 すごいなー。「コメディに出会った」って感じですね。

遠藤 悲劇のお母さんよりもオクラの方が嬉しいっていうのも(笑)。

久津間 もう嬉しかった。「おいしい」って思いました。


浅海 すごいですね、もうそれは根っからのなんかそういう、明るいってのが好きなんですね。

久津間 好きですね。楽しいこと、面白いこと、が好きですね。


そのオクラ役の時の写真



(つづきます)


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