インタビュー企画   

【インタビュー】(株)Alave 小濱さんが語る「演劇ごはん」

オーガニックレストランや自然栽培の野菜を扱っているお店など「食」と演劇をコラボレーションする「演劇ごはん」。コメディ協会会長の遠藤隆之介や協会員の佐藤史久なども参加させていただいているこのイベントを主催する(株)Alaveの代表取締役を務める小濱晋さんにお話を伺いました。※「演劇ごはん」は(株)Alaveの登録商標です。


左:遠藤隆之介さん、右:小濱晋さん


<目次>


【第1回】初めての「演劇ごはん」

【第2回】シームレスについて

【第3回】会社を立ち上げる

【第4回】現在と今後の「演劇ごはん」


<第3回>会社を立ち上げる

遠藤 会社を立ち上げてやるって、演劇人からするとものすごいモチベーションが必要な気がします。なかなか苦手なビジネス界じゃないですか。

小濱 そうですね。


遠藤 役者さんとして生計を立てて行くことは考えなかったんですか?

小濱 までもそれはやっぱり自分もずっと劇団やってましたけど、無理だって思いました。ただ、じゃあ就職するのかって選択肢があった中で、就職を選ばなかったんですよね。でそれを一度選んだ以上は、演劇で生計を立てなきゃいけないなと。


遠藤 意地みたいなものなんですかね。

小濱 うーん、まぁ意地もあったんですかね。僕の中では、その時々のターニングポイントの選択が正しかったかはその後の生き方だと思っていて、それを正当化するには、この道が一番いいのかなって。


「演劇ごはん」上演時の集合写真の1枚


遠藤 僕は「演劇ごはん」が広がって、演劇人が食べていける世界になることって素敵だなって思うんですけど、そのイメージって今はあるんですか?

小濱 もちろんそのイメージとかビジョンはあるんだけど、まだまだそこまでいけてないのもあって、できてないことが山ほどある感じですね。


遠藤 全国展開をイメージしてるって話ですけど、そのあたりどうですか?

小濱 そうですね。まずは自治体や国を絡めないとお金を得るのは難しいのかなって思ってます。地方の方たちが自分たちのものをどう発信しようかってことに苦心しているってのはたまに聞いているので、そのPRの一つの方法として「演劇ごはん」ってものが関わっていければいいのかなと。でもまずはお金を稼がないとどうしようもならないっていうのがありますけど。



遠藤 でも改めて会社を立ち上げるって決断ができたことがすごいですよね。

小濱 そう・・・なんですかね(苦笑)。でも自分は割と石橋叩いて渡る方なんですけどね。危険なことは避けるし、貯金するし(笑)。流れなのかもしれないですね。弁護士の方がいたりとか、支えてくれる人が今いるこのタイミングしか起業するタイミングがないだろって思って。やっぱり自分一人ではできないと思っているので、そこで手を貸してくれる人たちがいる時にあげた方がいいでしょっていう感じで。


遠藤 起業しようとしている人は演劇界の中にもいるかもしれないですけど、起業する前と後で変わったことって何かありますか?

小濱 ・・・お金の考え方かな(笑)。やっぱり大変ですよ、会社作ると。この前Yahoo!ニュースとかにも取り上げていただいたり広がってはいますけど、こんなもんじゃまだまだだぞっていう。


浅海 でも法人化すると信頼度が違いますよね。最初に名刺渡して、株式会社って書いてあるのと、演劇集団って書いてあるのとじゃ。

小濱 そうですね。個人だったら東天紅(※2)とかでは、できなかったですね。


※2 2019年2月に「演劇ごはん」が行われる会場。中国料理のお店。


遠藤 都内で複数やっていくのと、地方に進出するのとだとどちらが優先とかってイメージはありますか?

小濱 僕は地方が先かなって思ってますね。地方を先にやった方がバズるのかなって気がしていて。


遠藤 具体的にどの地方都市がいいとかあるんですか?

小濱 最初は具体的にっていうよりかはご縁とかになると思うんですけど、そこをどう展開していくかかなって思ってます。


遠藤 「演劇ごはん」だけのお店みたいなのも面白いですよね。マンスリースイーツみたいなのと一緒に「演劇ごはん」が常駐するみたいな。

小濱 そうですね。まぁでもまずは「演劇ごはん」がもっと広がっていかないとですね。毎日やってもお客さんが来なかったら意味ないですから(笑)。


「演劇ごはん」のHPはこちら。



(つづきます)


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