インタビュー企画   

【インタビュー】「のぞみP」こと加藤望さんが語るライブ配信

「pococha」や「17Live」などのライブ配信アプリで人気配信者を続々とプロデュースしている「のぞみP」こと加藤望さんに、現在続々とユーザー数を増やしつつあるライブ配信の世界について伺いました。これを機にぜひライブ配信に興味を持っていただけたら幸いです。


左:加藤望さん、右:遠藤隆之介さん


<目次>


【第1回】ライブ配信の世界と芸能の世界

【第2回】ライバーさんに関するエトセトラ

【第3回】まず、やる。

【第4回】ここまで駆け抜けた現在から今後へ


<第1回>ライブ配信の世界と芸能の世界

遠藤 今日はよろしくお願いします。

加藤 よろしくお願いします。


遠藤 もともと演劇畑の人だったのに最近すっかり配信家の人になっちゃいましたね(笑)。配信系の人になったきっかけってなんだったんですか?

加藤 ライブ配信を始めたのは、たまたま知り合いに声かけられたんですよ。こういうのあるんですけどやってみます?って言われて。で、話を聞いてみて、全然知らない世界だし、とりあえず自分がやってみないとわかんないなと思ってやってみたら面白くなって。で、去年(2018年)の11月からプロデュースって形で、ライバーさん(※ライブ配信者のこと)を輩出するようになりましたね。


遠藤 今何人くらいプロデュースしてるんですか?

加藤 やってない子もいるのであれですけど、15人くらいですかね。(2019年2月時点)


遠藤 媒体は「pococha」(※1)と「17Live」(※2)オンリーですか。

加藤 いま一番大きいのは「17Live」ですね。


※1 「pococha」・・・株式会社DeNAのライブ配信&視聴アプリのこと。

※2 「17Live」・・・台湾発のライブ配信アプリ&視聴アプリのこと。

ほかにもライブ配信アプリは「SHOWROOM」「MixChannel」「LINE LIVE」などがあります。


遠藤 規模としてはどれくらいの人がいるんですか?

加藤 いや、もう数え切れないくらいいますね。(アプリの)ダウンロード数は何百万といて、配信者もすごく増えてます。



遠藤 以前、ある配信アプリの関係で、50人くらいの俳優さんに「やってみない?」ってLINEで送ったんですけど、始めたのが2人だったんですよね。俳優さんシャイな人が多いから、なかなか食いつきがよくなくて。

加藤 私思ったんですけど、20代の頃歌手をやってて、でもあんまり芸能芸能って感じじゃなかったんですね。事務所とかにも所属してなかったし、その芸能界のことあまり知らないまま今に至ったんですけど、芸能ってすごい遅いなって思ってます。たぶんお笑いの世界とかもそうで、時代の流れがすごい遅いなって感じていて。


遠藤 チケットが手売りとかそういう部分とか?

加藤 のもそうですし、「個の世界だ」って言われてるのに、やっぱり事務所を通さないと仕事が下の子にも回らないところとかですかね。


遠藤 確かに演劇のキャスティングに関しても、感じるところはありますね。本人出たがってるのに、みたいな。

加藤 それが、なんかかわいそうだなっていう。までも私が自分でやってるからっていうのもあるんですけど、自由に仕事ができなくてかわいそうだなとか、細かい仕事くらいだったらやらせてあげたらいいのにって思ったりします。本人もやりたいって言ってるのに。でも事務所との関係もあるからっていう、そういうところが古いなぁって。


遠藤 加藤さんがよくfacebookとかで「配信してみましょう」って呼びかける言葉って、どっちかっていうと芸能芸能してない人向けに響くような文章が多いなって思いました。

加藤 確かにそうですね。私が始めた頃にも純粋に、プロデュースとかじゃなく、何人かに声をかけたんですね。当時は頑張れば数万円レベルで報酬がもらえたんですよ。あ、もちろん当時と今では報酬形態も違うし、いくつか決まりもあるんですけど。ただ私は純粋に、だったら数万円分バイトをしないで、これで稼げる人がいたら絶対いいだろうなって思って、純粋にいろんな子に声かけたんですよ。私は別に一銭も利益ないですよ。



加藤 で、声をかけた結果、芸能をやってる人は、ちょっとプライドが高いことが多くて、「アイドルみたいなのはちょっと私できないわ」みたいな子もいて、やらない人もいたんですよ。ただこれって別に芸がなくても、行動が結果につながる世界だから、むしろシングルマザーの人とか、そういう人にいいんじゃないかなと思ってるんですね。月3万円でも5万円でも、収入が上がればいいし、私がプロデュースした子は2ヶ月に80万も稼いだりしたんです。すごいじゃないですか。そんなことができるんですよ。そんな打てばすぐ響く世界なんて他にないなと思っていて、だからやれば結果が出るし、この成果を知らない人もいっぱいいるから、もっともっと普通の人でも、一生懸命がんばって自己アピールしてたくさんの人に応援してもらえるって環境さえつくれば、嫌な仕事をちょっとでもしなくて済むだろうし、自分の時間とかお金が自由に使えるだろうし、と思って、そんな思いで配信してます。


遠藤 今プロデュースしている10人前後の配信者の中で、芸能寄りの方の割合ってどれぐらいなんですか?

加藤 半分くらいですかね。


遠藤 やってるうちに芸能寄りになる人もいるでしょうけど。

加藤 そうですね。結果そうなってもいいと思うんですよ。私はライブ配信ってリアルタイムにコミュニケーションを取れるところがすごくいい強みで、嘘がつけないんですよ、編集ができないから。だから例えば、インスタグラマーみたいな、PR案件をいただく世界もありますし、そういう信用できる情報が発信できて、フォロワーがたくさんいるライバーを育てて、ライブ配信のさらに上の世界に上がった時にインフルエンサーをたくさん持っていたいなって思って今やってますね。


遠藤 芸能の人たちって、アルバイトしてても、芸能的に広がらないことって多いじゃないですか。だからそう考えると、ライブ配信して同じ金額が手に入って、かつ、ファンが増えるんだったら、

加藤 絶対そっちの方がいいですよね。バイトして5万円稼ぐなら、ライブ配信した方が、ファンの方もいらっしゃるし、5万円どころじゃなくなるので、絶対そっちの方がいいと思うんですけどね。


加藤望さんのオフィシャルサイトはこちら。



(つづきます)


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